┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ASK3/codeA対応 アクセサリシリーズ1 ┃ ┃ 「DicEx」 ┃ ┃ V2.2a ┃ ┃ Copyright (C) 1996-99 by AIG-Soft ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ これは何? ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ DicExはASK Ver.3用のアクセサリです。 辞書リスト選択 辞書交互切り替え が出来ます。 辞書を一発で切り替えるのでDictionary ExchangeでDicExです。 **注意!! V1.5までにあった、 半角スペース入力 透過モード 文字コード16進入力 は別プログラム(ASKAcc)に移行しました。ご注意下さい。 **注意** DicEx V2.2はWindows95/NT上のX68エミュレーター"EX68"(yamama氏)上では 組み込めません。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 組み込み法 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ DicExはコマンドラインからの起動で常駐します。 常駐サイズは約1.0K+辞書リストファイルサイズで、登録辞書数によって変わります。 DicEx [/H /R] 辞書リストファイル名 辞書リストファイルとは、切り替える辞書名を記述したファイルです(後述)。 辞書リストファイル名の指定は必須です。拡張子も含め、存在位置をフルパス名で 指定します。指定がない場合には説明を表示するだけで常駐しません。 「例」DicEx C:¥DICS.ASK CONFIG.SYSのPROGRAM=での組み込みも可能です(DEVICE=は不可)。 「例」PROGRAM = A:¥SYS¥DicEx.X C:¥DICS.ASK 注)辞書リストファイルが大きいと、常駐に若干時間がかかることがあります。 DicEx V2はアクセサリを2つ使います。 ASKのアクセサリの総数は10までです。 FDS氏のcodeA.sys v0.05以降なら32まで登録出来ます。 ASKの設定に関しては、日本語入力/辞書ユティリティーのユーザーズマニュアルも 参照してください なお、アクセサリ機能はASKのV3または互換ドライバーのcodeA.sysの機能なので、 ASK V2以前では使えません。 もちろん、FIXER等の他のかな漢字変換フロントプロセッサでも使えません。 ┌───────────────────────────────────┐ │オプション (-,/、英大文字小文字どちらでもOK) │ └───────────────────────────────────┘ /H 辞書リスト読み込みワークを高位メモリーから確保します。 高位メモリーとは実装メモリーの後ろからのメモリーのことで、 Xellent30や060Turboなどの持つHighメモリーではありません。 デフォルトは、DicExの真後ろにワークエリアを確保します。 /R 常駐を解除します。 常駐解除時には常駐開始時の辞書に戻ります。 (ただし、ASKが起動出来ない状態で解除すると戻りません。) ┌───────────────────────────────────┐ │辞書リストファイル │ └───────────────────────────────────┘ このファイルは、切り替え辞書とその学習モードを記述したテキストファイルです。 辞書があるドライブに置くと良いでしょう。 「基本フォーマット」 辞書ファイル名,学習機能[改行] 改行で終わる1行が1つの辞書の指定となります。 1行の内容は、登録したい辞書のファイル名をフルパス名で、その辞書の学習機能の ON/OFF(実際にはディスク学習/メモリー学習)です。 学習機能は 0=OFF , 1=ON で指定します。 ';'で始まる行、空白行はコメントとなり、無視されます。 「例」 ; 辞書ファイル名(フルパス名),辞書学習(0=off,1=0n) ;C:¥X68Kc.DIC,1 ;最初の辞書は自動登録されるから不要 C:¥WPower3c.DIC,0 C:¥AI3c.DIC,0 C:¥Xac.DIC,0 C:¥徳島8c.DIC,0 登録出来る辞書数には事実上上限はありません(16383本まで可能)。 ファイルの中に辞書の指定が1つもない場合には、辞書切り替え機能は無効になります。 登録辞書の一番最初には、常駐開始時のASKの辞書が自動的に登録されます。 通常は、 DEVICE= A:¥SYS¥ASK68K.SYS /DC:¥X68K.DIC /EA:¥SYS¥ENV.ASK ‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾ 下線部の辞書が一番最初に登録されます。 この辞書の学習モードはENV.ASK内のDEFMEMの設定によります。 従って、内部的にはリストに記述した辞書数+1の辞書が登録されます。 (同じ辞書をリストファイル中に記述しても良いですが、あまり意味はありません。 また、重複排除はしてません。) 辞書の指定順ですが、常駐開始時の辞書とリスト最初の辞書が交互切り替え(後述)の 対象となりますので、よく使う2つをうまく指定して下さい。 「例」 Config.sys DEVICE= A:¥SYS¥ASK68K.SYS /DC:¥X68K.DIC /EA:¥SYS¥ENV.ASK PROGRAM = A:¥SYS¥DicEx.X A:¥SYS¥DICS.ASK 辞書リストファイル C:¥WPower3c.DIC,0 C:¥AI3c.DIC,0 C:¥Xac.DIC,0 C:¥徳島8c.DIC,0 この設定で起動した場合、内部では次のように登録されます。 (1) C:¥X68Kc.DIC ──┬-この2つがCTRL+XF5で交互切り替え (2) C:¥WPower3c.DIC ──┘ (3) C:¥AI3c.DIC (4) C:¥Xac.DIC (5) C:¥徳島8c.DIC CTRL+XF3では(1)->(2)->(3)->(4)->(5)->(1)...の順で切り替わります。 (3)以降を選んでいる場合にCTRL+XF5すると(1)になります。 *補足 リストファイルの最後にEOFコード($1a)はなくても構いませんが、 改行無しでEOFが来た場合、その行は無視されます。 「例」 C:¥徳島8c.DIC,0[EOF] ... この行は無視される ↓ C:¥徳島8c.DIC,0 ... 行末は必ず改行にする [EOF] ┌───────────────────────────────────┐ │注意 │ └───────────────────────────────────┘ (1)辞書のリストは、組み込み時にだけ読み込みますので、組み込み後にファイル 内容を変更しても無効です。その時は、一旦常駐を解除して、再度組み入れて 下さい。 どの辞書を選択している時に常駐解除しても、device=で組み込んだ辞書に戻る ようになっています。 (2)辞書リストファイルは、その内容が正しいかどうかのチェックをしていません。 違うファイルは指定しないでください。場合によっては暴走します。 ┌───────────────────────────────────┐ │組み込み時のエラー │ └───────────────────────────────────┘ DicEx組み込み/解除時に発生する可能性の有るエラーは次の通りです。 「ASK v3/codeAではありません」 DicExはASK Ver3またはcodeAでしか使えません。FEPを調べてください。 もしくはASK Ver3/codeAが組み込まれていません。 「アクセサリ「〜」が登録できません」 DicExがASK/codeAに登録出来ません。 ASKのアクセサリは同時に10までしか登録出来ませんので、 すでに8つより多く登録されている可能性があります。 (DicExは2つのアクセサリを組み込みます。) codeA.sys v0.05T1(FDS氏)以降をお使いの場合は32まで登録出来ます。 「アクセサリ「〜」が削除できません」 何等かの理由でASK/codeAからDicExが外せません。 もしくは常駐しているDicExと今実行したDicExのバージョンが違います。 「ワークエリアが確保出来ません」 辞書リストを読み込むためのメモリーを確保出来ません。 「辞書リストファイルが見つかりません」 辞書リストファイルが見つかりません。 もしくはファイルが正常に読み込めません。 「すでに常駐しています」 すでに常駐しているのに、再度常駐しようとしました。 「常駐していません」 DicExは常駐していません。従って解除もできません。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 使い方 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 各アクセサリは、ASK/codeAが起動している(変換ラインが出ている)状態でのみ有効です。 インライン変換でも大丈夫です。 残念ながらSX−Window上では使えません。 ┌───────────────────────────────────┐ │辞書リスト選択 CTRL+XF3 │ └───────────────────────────────────┘ 辞書をリストから選び変更します。辞書名が変換ラインに表示されますので、 希望の辞書名で決定します。 現在の辞書名は、CTRL+XF3を押すか、SHIFT+F8(ASKの標準設定の場合)で確認 できます。 選択した辞書がない場合「(辞書名)は見つかりません」というエラーが出ます。 エラーが出てもその辞書を選択したことになっているので、そのままでは変換出来ません。 もう一度辞書を選び直すか、SHIFT+F8で指定し直してください。 SHIFT+F8でリストにない辞書を設定していた場合、これで辞書を切り替えると その設定は消えてしまうので注意してください(使う可能性のある辞書は辞書 リストファイルに登録するのが基本です)。 *操作キー ↑/SHIFT+XF3 前候補選択 ↓/XF3 次候補選択 リターン 決定 ESC/CTRL+XF3 中断 ┌───────────────────────────────────┐ │辞書交互切り替え CTRL+XF5 │ └───────────────────────────────────┘ 登録されている最初の2つの辞書を瞬時に交互切り替えします。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ お約束 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ (1)転載は、無料ネットへの場合、特に制限はありません。自由です。 有料ネットへの転載・ホームページへの掲載は「必ず事前に」ご連絡下さい。 各種メディアによる販売も個人/企業を問わず「必ず事前に」ご連絡下さい。 Q2ネットへの転載は「厳禁」です。 (2)このプログラムを使って発生したのいかなる問題にも、当方は関知しません。 動かない・動作がおかしいと思う時は、LeDAまでお知らせ下さい。 また、こうした方が良い等のいろいろな御意見・御感想もお待ちしております。 これが、皆さんに、長く使っていただけるツールであることと、 このプログラムを使う、X68現役ユーザーが多いことを祈りながら・・・。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 連絡先 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 満開ネット MKSX0424 E-Mail LeDA@osaka.email.ne.jp 以上ならよく連絡が付きますが、まれにしばらく通信出来なくなることがありますので、 気長にお待ち下さい。 LeDA